2018年04月29日

俳句日記 (400)


GW始まる

 ゴールデンウイーク初日の4月28日(土)は晴れ上がって日中25℃の夏日。青山からやって来た句友を案内して三渓園、中華街に行った。
 三渓園は鴨が全部帰ってしまい、サクラは葉桜に、蓮や花菖蒲にはまだ間があるという端境期のせいか、そこそこ人出はあったが、ぞろぞろ行列ということはない。
 紀伊徳川家初代藩主頼宣が和歌山・紀ノ川を臨む地に建てた数寄屋風書院造り「臨春閣」(重要文化財)は普段は入れないのだが、特別公開されていたので上がる。ここも見物客はまばら。日本人より中国人、アメリカ人、スイス人などが目立つ。大池の端の待春軒でビールにおでんで一休み。ここも午後4時とは言え客が我々の他には二組しか無く、奥半分は縄で閉じられていた。
 帰りのバスも座れたし、中華街もむしろいつもの土日の方が混でいるくらいだった。ゴールデンウイークでみんな遠出してしまったせいなのだろうか。それとも安倍政権がしきりに言う「景気回復達成」が一部の者だけを潤して、庶民は相変わらず財布の紐を固く結んだままで、出歩く余裕が無いということなのか。

  鴨去りて三渓園の捨小舟
posted by 水牛 at 15:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月26日

俳句日記 (399)

18.04.25.防風スクリーン.jpg
風除けスクリーン

 天気予報がかなりずれて、来ないのかと思った春嵐が25日の明け方にやって来た。朝5時頃、トイレに立ったら、かなりの音で風が吹き、雨樋を伝う水音も激しい。
 9時過ぎに起きた時には風はさらに強まっているようだった。窓をすかして、ざんざ降りの庭を見ると、きのう拵えた「風除けスクリーン」が激しく震えながら健気に立っている。
 11時過ぎに雨がぱたりと止み、風も治まった。早速、庭に出て点検。風除けスクリーンは一つが両面テープと塩ビシートのくっつき方がいい加減だったのか、はがれていたが、あとはすべてしっかりしていた。それに守られて、胡瓜4本、茄子、トマト各2本、いずれもしゃんとしている。昨日植えた時には少々げんなりしていた感じだったのが、一晩雨に当たって、むしろ元気になっている。
 苦労してこんなものを作った甲斐があった。これで5月末には美味いモロキュウが食べられそうだと、嬉しくなる。

  春嵐過ぎて青々胡瓜苗
posted by 水牛 at 00:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月24日

俳句日記 (398)


苗植える
 昼近く、サカタガーデンセンターへ行く。火曜日というのにレジに行列が出来るほどの賑わい。「今日は10%引きの日ですから」とレジのおばさんが言う。火曜日は65歳以上は10%割引になる。「それでジイサンバアサンが多いんだな」と言ったら、レジおばさんはおかしそうに笑った。「それで、貴方はどうなのさ」ということなのだろう。
 野菜苗を買った。すべて接ぎ木苗にする。実生苗が160円に対して接ぎ木苗は399円もするのだが、病害虫に強いと言われると、どうしてもそちらを選んでしまう。接ぎ木苗だって真夏になれば、虫に食われ、うどん粉病にかかることは同じなのだが、「接ぎ木苗だからこの程度で済んだ」と思わせるところが、売り手の術策なのだ。シロウト園芸家はどうしてもこうした殺し文句に弱い。
 胡瓜4本(多産系のフリーダムと病害虫に強い夏バテ知らず各2本)、トマト2本(大玉の麗夏、つよ丸各1本)、茄子2本(黒福、くろぶり各1本)。この合計8本を六坪の菜園に植えた。植え場所は昨日までに拵えてある。直径50センチ、深さ40センチほど掘って、掘り上げた土をフルイにかけて小石などを除き、それに堆肥、牛糞、鶏糞、土壌改良剤などを混ぜた培養土を入れたゼイタクな植え場所だ。
 六坪に8本ではいかにも淋しい。空地だらけの感じである。もっと沢山植えたくなる。しかし、ここが我慢のしどころなのだ。5月も末になるとそれぞれが思い切って枝葉を伸ばし、一本が畳半畳分を越えるほどになる。互いの葉が重ならないように、風の通り道を作ってやらないと、蒸れてしまって必ず病害虫が発生する。毎年毎年、欲張っては失敗を重ねて来たから、近ごろはようやく「植え過ぎ」を誡める術を心得るようになった。
 つけっぱなしのラジオが天気予報をやっている。近ごろのNHKラジオは救いようが無いほど堕落し切っている。若者におもねって、「すっぴん」とか「ラジルラジル」とか「ゴゴラジ」とか訳の分からないネームをくっつけて、しきりに若ぶっているのが良くない。いくらそんなことをやっても若い奴らは食いついては来ない。多分一流大学を出て難関を突破して来たと思われるアナウンサーが半バカを装って,本当のバカと思える娘っ子タレントと組んで、放送作家が書いた面白くも無いダジャレを交えた台本を、あたかも地のママであるかのように喋りまくる。合間には明らかにサクラ聴取者の「ラジオネーム何とかさん」との電話インタビューなどをやって、全国各地の今を話してもらうのだが、これもNHKのことだから、事前に打ち合わせが済んでいるのだろう、遣り取りが芝居がかって不自然だ。それやこれやで、本来のNHKラジオ愛好家である水牛は、そうした地の放送は聞き流して、天気予報と毎時のニュースだけをボリュームを上げて聞くようにしている。
 そうしたら、天気予報のオネエサンが「本日は夕方以降、関東地方は強風豪雨の恐れ」と言っている。南南西の風速10メートル以上の風だという。こりゃ大変だ。植えたばかりのひょろひょろ苗にとって何が恐ろしいかと言えば、強風である。
 大慌てで1メートル長さに切った竹竿3本に、長さ1.5メートル、高さ60センチに切った塩ビ・フィルムを両面テープで貼り付けた「風よけスクリーン」を6組作った。これを植えたばかりの苗の南南西側に三角形の帆を張るように、強風に飛ばされないようしっかりと立てた。これで本日は日が暮れた。
 しかるに、風呂から上がって一杯やり、夕餉も終えて、さて、遅れ遅れの俳句会関係の書き物に取りかかろうとパソコンの前に座った午後9時20分。雨も降らなければ、そよとの風も吹かない。
  春嵐来るか来ないか苗植うる
posted by 水牛 at 21:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月08日

俳句日記 (397)


間引き大根

 今日は一転肌寒いほどになった。真っ昼間でも17℃だった。
 しかし、17℃もあれば植物にとっては春の盛り。野菜も雑草もぐんぐん伸び始めている。1日に2ミリでも3ミリでも、出来ることなら1センチくらい、となりの奴より大きく伸びて、葉を広げて覆い被さりたい。覆い被さってしまえばこちらの天下で、活躍余地が広がる。だからどの草もまさに必死で、しゃにむに伸びようとしているのが分かる。
 4月1日に間引いた大根がもう葉を広げてお互いに折り重なるように陣取り合戦している。このまま放って置くと全部がひょろひょろ大根になってしまう。長さ3.5メートル、幅45センチほどの畝に、先日間引いた後の若苗がまだ50数本ひしめき合っている。
 互いの葉が重ならないように二度目の間引きをした。間引いたのが38本あった。既に幼児の小指ほどの細い大根がついている。滋賀や京都の名物日の菜漬けの原料みたいな感じだ。さっと湯がいたら柔らかくて、お浸しでも十分食べられる。まだ大根葉のゴワゴワ、トゲトゲした感じがしない。
 後の畝には23本残った。1週後か10日後にこれを三分の一程度に減らす。この時に引き抜くものは、もうお浸しでは食べられないだろう。その時は、細いが大根らしくなっているはずの根の部分は糠漬けにする。この人差し指くらいの太さのうろ抜き大根の糠漬けはポリポリカリカリして実に旨いのだ。
 葉の方は湯がいて、ぎゅっと絞り、細かく刻んだものを油揚の細切りと一緒にごま油で炒め、醤油、砂糖、味醂で味付けする。仕上げに煎り胡麻と七味をぱらりと振る。ちりめんじゃこを入れても旨い。温かい御飯にこれを多めに振りかけて混ぜると、美味しい菜飯になる。豆腐とナメコの味噌汁でもあれば言う事はない。
 そして畝に残った8本くらいが、5月末頃、夏大根として収穫できるはずだ。

  草の芽の陣取り合戦激化せり
posted by 水牛 at 19:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

俳句日記 (396)


 しこしこと

 この二、三日は春とは思えない暑い日が続いて、昨日はなんと26℃になった。それが今日は一転涼しく16℃。まあこれがこの頃の平均気温だろう。この陽気にサヤエンドウが急に蔓を伸ばして、花を咲かせ始めた。
 居間の前の菜園の石ころを除く土篩いを二月からやっていたのだが、ついに本日完了した。縦3メートル、横3.5メートルを深さ45センチに堀り、その土を篩に掛けたのだ。なんと472万5千立方センチメートルの土をふるったのである。わずか三坪強とは言え、大変な分量だ。こればかり毎日やるわけにはいかず、断続的な作業で一ヶ月半もかかった。
 石ころに混じっていろいろな雑物が出て来た。2月23日付けの本欄にも書いたが、この土は33年前に我が家を建て直す際に掘り上げた土を一旦他所の集積場所に運び、杭打ちや家屋の土台工事が終わった後に、集積場から再度持ち込んだ土砂と、我が家の掘り返した土砂が混じり合っている。だから、これは元の我が家にあった物ではないなというような物も出てくる。磁器製の卸し金が出て来た。戦時中から戦争直後、鉄やアルマイトなどが欠乏していた時期に、大根下ろしまで瀬戸物で拵えたのだ。それが無傷で使える状態で発掘された。卸す歯が細かすぎて大根下ろし向きではないが、ワサビや生姜を卸すにはよさそうだ。その他、古釘、ビー玉、ベーゴマ、おはじき、瀬戸物のカケラ、硝子の破片などが沢山出て来た。
 こうして丹精込めて篩にかけた甲斐はある。二月末にやり終えた場所には、小松菜と大根を蒔いたのだが、どちらもすくすくと極めて順調に育っている。それを間引きしてお浸しにして食べた。実に旨かった。土がふかふかして、空気が十分に回って、根の成育にもいいのだろう。葉の成育が極めて良い。
 しかし、篩掛けすべき地面はまだ四坪と三坪残っている。裏庭もやるとすれば、そこにも三坪ある。気が遠くなってしまうが、まあしこしことやって行くことにしよう。

  うららかや春大根を間引きをり
posted by 水牛 at 22:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする