2018年11月13日

俳句日記 (431)

猫の脳ミソ(2)

 11月7日の立冬を過ぎて朝晩冷え込み始め、日によっては日中も20℃に届かないようになった。11日の日曜日夜、昼間はかなり暖かったのが夜が更けるにつれて冷え込んできた。
 チビがパソコン机に向かっている水牛の足元に擦り寄ってきて、ミャアミャア鳴く。お気に入りのチャオチュールというゼリー状の魚の擂り身をやったばかりである。主食のカリカリの上には好みのトッピング、クリスピー・キッスも乗せてやった。それなのに鳴く。
 「うるさいっ、バイバイ」と大きな声を出すと、恨めしそうな顔をして居間の方へ行った。ところがものの10分たたないうちにまた戻って来て、みゃあみゃあ言う。どうしてなのか。キーボードを叩いているうちに気が付いた。
 パソコン机の下の座布団の上に、さっき足温器を置いたのを見ていたのだ。足先が冷えると持病の膝痛が起こるので、毎年11月になるとこれを足元に置くことにしており、さっき山の神に納戸から持ってきてもらったのだ。この足温器は薄べったい四角なマット状で座布団の上に敷けるようになっている。
 もともとパソコン机の下の座布団を自分の居場所と決めているチビにとっては、寒くなるとそこに足温器が置かれて、ぽかぽかした塒が生まれることも知っている。春になってそれが片付けられると忘れてしまうのだが、こうしてまた敷かれると思い出すのだろう。いそいそとその上にうずくまった。
 しかし、一向に暖かくならない。これはおかしいと思ったのだろう。それで「なんとかしなさいよ」と言ったのだ。
 「お前はよく分かるなあ」と笑いがこみ上げてきた。ソケットを差し込むと、すぐに暖かくなり始める。チビはよしよしといった風情で丸くなった。18.11.12.足温器のチビ1.jpg
 この足温器は冬中つけっぱなしにしておいてもサーモスタットで電気が通じたり切れたりするので、「安全かつ経済的です」と販売店に言われたのだが、中国製なのでもう一つ安心できず、夜寝所に行く時にはソケットを抜く。余熱が失われるとチビは居間のソファに行っているようだ。朝になって水牛が書斎に来てスイッチを入れると、またその上に来て丸くなる。
 チビにはもとより足温器の暖かくなるメカニズムなど分かるはずもないが、保護者の水牛がなにかごそごそやると暖かくなることは分かっているのだ。猫の脳味噌はバカに出来ないものだなあと思う。
  足温器つけよとせがむ甘え猫
posted by 水牛 at 21:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする