2018年06月04日

俳句にならない日記 (15)


私たちが蒔いたタネ

 「ソーリ、政治的責任はッ・・」。(しばし空白。恐らく背中を見せて歩き出した安倍首相に追いすがった質問。無視しょうと歩き出したが、さすがにまずいと思ったのだろう)「えー、二度と再びこのようなことが起こらないようにすることが政治的責任であります」(6月4日午後7時、NHKラジオのニュース)。
 森友学園という胡散臭い組織に国有地をただ同然で払い下げた黒い霧事件。その問題が国会で紛糾するや、当事者の財務省は払い下げ決定の決裁文書を改ざんし、国会に提出していたことが明らかになり、その「調査報告書」が4日、発表された。当時、理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官が財務相や財務次官にも一切報告せずに、直属の部下の理財局総務課長らを使って改ざんしたという内容である。「こうなったらしょうがない、佐川君と総務課長らに引っ被ってもらおう」という調査報告書である。
 「決裁文書を改ざんするなどあってはならない事であり、真に遺憾」と麻生財務大臣は記者会見で言い、安倍首相も同じことを言っている、然るに、その責任の取り方たるや、啞然たるものである。麻生財務大臣は「財務大臣としての給与1年分を返納する」だけである。そして真犯人と目された佐川元理財局長はわずか停職3ヵ月、安倍首相は全く責任を取らない。
 国権の最高機関であり、国民の権利を代弁して国の政治を司る国会に対して、改ざん文書を提出して虚偽答弁を繰り返してきたのである。中国やサウジアラビアなどだったらサガワさんは一も二も無く首を刎ねられる。アソウさんは無期懲役であろう。アベさんもむろん獄につながれる。
 まあこういうところは「法治国家」の名の下に、かなり緩やかな扱いがなされる日本ではあるが、こんないい加減な責任の取り方があっていいものなのだろうか。水牛としては内閣総辞職、それが出来ないのであれば最低限、麻生財務大臣辞任、佐川理財局長懲戒解雇だけはやらなければならないところだと思う。なにしろ佐川という人は安倍首相、麻生財務相が「理財局長として職責を全うした有能な人材」として国税庁長官に抜擢した人物なのである。国税庁長官と言えば、ウソをついて脱税した人間を摘発逮捕できる権限と義務を持った行政府の最高幹部である。そういう人が実は嘘つきの張本人でしたと言うのなら、アソウさん、アベさんは、これから国民にどうやって「正しい税務申告」を求めて行くつもりなのだろうか。
 今回の森友問題では、直接、森友側とのやりとりに関わった近畿財務局には、佐川の指示による文書改ざんや問題隠蔽工作に反対する声があったと言われている。それを佐川ら本省の抑え付けが厳しかったために、命令に従った担当者が苦悩の末に自殺している。ノーテンキというのか本当に脳味噌が薄いのか、麻生氏は「まことにいたましいことで」なんて言っているだけである。自分だけが似合っていると思っているのだろう、おそらくウン十万円する帽子をかぶってしゃあしゃあしているところは、まさにドサ回りの三下奴にも劣る。
 しかし、考えてみれば、こういう人をはじめ、この政権を選んでしまったのは、私たちなのである。嗚呼。
posted by 水牛 at 20:51| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おっしゃる通りです。これでも辞任にならないとは、情けなく無力感でいっぱいです。
Posted by AO at 2018年06月06日 09:45
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