2018年11月15日

俳句日記 (432)


でたらめ

 やっぱり九州場所はデタラメになってしまった。11月11日の初日を前に本欄で「踏ん張れるか稀勢の里」と書いた。白鵬、鶴竜が出来る限り横綱を張り続けたい、そのためには無理は禁物とあっさり休場を決めてしまったから、稀勢の里は自然に「一人横綱」の晴れ姿を見せることになった。幸い場所前の巡業から調子が上がり、自分から「目標は優勝」と言うほどの勢いで場所に臨んだ。
 これが危ないと思った。この横綱は非常に神経が細く、妙に意気込んだりすると、身体全体を滑らかに動かすことができなくなり、ピノキオ人形のように四肢の動きがばらばらになってしまう。案の定、初日、物凄い気力で貴景勝を相手に押し合い突き合ったが、いつのまにか、上体と下半身の動きのアンバランスをつかれてあえなく敗戦。それから四日間、これが横綱かと目を背けたくなるような不様な負け方をして、本日五日目から休場となった。
 この心の弱い横綱に歯がゆい思いをしながらも応援してきた。不遜、傍若無人の白鵬と比べればずっと好感が持てる。初場所まで二ヵ月、座禅でもして心を平穏に保つ修練をして、なんとか立ち直ってもらいたいと願うばかりである。
 さて横綱不在の九州場所五日目、「それじゃあオレが」と表に立つべき大関三人が揃って不様な負け方をした。馬力だけが頼りの栃ノ心は怪我が心配で、とても横綱になれる器では無い。豪栄道は稽古場では横綱だが、本場所になるとポカ負けを繰り返すからこれも大関を守るのが精一杯。残る高安が中では最も有望なのだが、根っからのブキッチョで、頭も悪そうだ。
 こんなわけで平成最後の九州場所は水牛の悪い予感が当たり、デタラメな場所になってしまった。これで煮えこじけの焼芋みたいな栃煌山なんかが優勝したら、それこそしらけてしまう。
 やはり九州場所と酷暑の名古屋場所は本場所からはずした方がいいのだ。それぞれを特別なスポンサー、例えば九州電力とかソフトバンク、トヨタ自動車などの冠をかぶせた「特別場所」にして、高額賞金と名誉称号を与えるようにすればいい。この両場所の成績は番付には無関係とすれば、本場所の間隔が開いて、怪我をしたり悩みを抱えた力士も立ち直りの時間的余裕が持てるようになる。
  あら当たったかや九州場所の河豚汁(ふくとじる)
posted by 水牛 at 20:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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