2019年01月06日

俳句日記 (443)


池上七福神

 日経俳句会と番町喜楽会、水牛の関わっている両句会が合同で毎年松の内に「七福神吟行」を開催している。元々はもう20年近くも前、今は日経俳句会の分会になっている酔吟会が始めた行事である。酔吟会という名前の示す通り、酒を吞む口実にこしらえたような俳句会で、いつも誰かが新しい趣向を考え出し、あちこち出かけては美味しいものを食べて飲み、そのついでに句を詠むというようなことをやっていた。その中で定着した催事が七福神吟行である。
 都内の七福神はもうほとんど回ってしまった。今年は残り少なくなった候補の中から池上七福神が選ばれた。これは池上本門寺の参道はじめ地元商店会と各寺院の協力で、地元大田区も力添えして生まれた七福神巡りである。昭和の一刀彫名工平岡岳峯の彫った七福神を昭和56年に本門寺昭栄院で入魂式を行い誕生した。発足40年足らずの七福神だが、すっかり落ち着いた風情を見せている。七福のうちの六つが日蓮宗総本山の本門寺の塔頭に祀られており、御会式はじめ宗教上の催事に慣れた土地柄のせいなのだろう。参拝者受け入れも、スタンプ台の準備も、御朱印の授与も手慣れてスムーズである。池上七福神一番曹禅寺.jpg
 コース途中には江戸時代からの名物くず餅の藤乃屋(相模屋という屋号から2018年春に代替わり)、池田屋、浅野屋、海苔の老舗米忠並木、瓦煎餅の寳屋、福あられの花見煎餅吾妻屋など、魅力的な店がある。いずれも本門寺の参詣客目当ての店だが、七福神巡りの客がだんだん増えてきているようだ。
 2019年1月5日(土)午後1時、東急池上駅前に集まったのは22人。風邪引き、ギックリ腰、家族の入退院付き添いなどで当初の参加申込から4名減ったが、皆々すこぶる元気溌剌、布袋さまが祀られている徳持の曹禅寺を皮切りに、ざっと3時間かけて、恵比寿さんと大黒天を祀った養源寺(大黒天は池上警察裏手の馬頭観音堂に祀られていたのだが、御堂閉鎖でこの寺が預かり)までのコースを落伍者も出さずに回りきった。
 打ち上げの懇親会は池上駅そばの割烹「きさらぎ」。岩手県山田町出身の仲良し夫婦がやっている釜飯の店で、岩手の銘酒その名も七福神を酌み交わしつつ、2019年の健闘を誓った。
  福詣済ませ酌む酒七福神
posted by 水牛 at 20:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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