2020年09月13日

俳句日記 (618)


残念、照ノ富士

 秋場所が始まった。先場所、奇跡の幕尻優勝を遂げて前頭筆頭に上がり、“返り大関”への第一歩を踏み出した照ノ富士。初日の相手は最も苦手とする押し相撲の大関貴景勝。昨日予想した悪い方の予想が当たって、呆気なく負けてしまった。
 照ノ富士は両膝がガタガタになっている。それをサポーターとぐるぐる巻の包帯で支えて相撲を取っている。前傾姿勢で前へ前へと出て行く相撲では怪力を発揮し、技も使える。しかし、立合に一気に押し込まれ、一歩二歩後退すると、途端に弱点が現れる。相手の圧力をぐっと堪える力が両膝に無いのだ。恐らく、反り身になって堪えると両膝に力がかかり、痛みが走るのではないか。
 今日の唯一の勝機は、素早く立って一歩踏み込み、右でも左でもいいから貴景勝の廻しを掴んで、廻しが取れなければ腕を抱えるなり押っつけるなりして、体を寄せることだった。貴景勝も先場所の照ノ富士の勝負ビデオを見て研究していたのだろう。機先を制して押し込むことだけを心がていたような立合で、闇雲に押し込んだ。
 今日の敗戦の後遺症で両膝が痛み出したりしなければまだ巻き返しは出来る。明日の相手も押しの御嶽海である。今日と同じように猛スピードで押し込まれてしまうと仕方がないが、なんとか掴まえることが出来れば勝機はある。
 優勝候補筆頭の朝の山が相撲巧者の遠藤を相手に焦って自滅してしまったから、今場所は大混戦になりそうだ。初日の相撲だけでは優勝候補を予想することなどとても出来ないが、関脇正代がしっかりしてきたようである。もう一人は大関陥落後いいところの無かった高安が、己の愚かさを悟ったのか、巴富士を相手に慌てずじっくり相撲を取ったのに少し驚いた。自分十分になるまではじっくり落ち着くという相撲を取っていれば、番付は下位だから白星を積み重ね、ひょっとして「初優勝」ということになるかも知れない。

  贔屓力士あっさり負けて秋黴雨   酒呑洞水牛   (20.09.13.)
posted by 水牛 at 19:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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