10年に2度も熊本大地震
7月28日午後4時半頃、熊本で震度7の大地震があった。この地は10年前にも大地震に見舞われており、真に気の毒としか言いようが無い。5日たった今日も震度5の余震が起こっている。被災者の気持はいかばかりか。
地震が嫌いどころか、むしろ恐怖症と言った方がいい私は、テレビ画面でぐらぐら揺れる現地の情景を見つめただけで冷や汗を流し、気分が悪くなり、ポケットに入れている地震除け鯰守を握りしめていた。以後今日までテレビニュースは見ず、ラジオだけにしている。
この鯰守は、ちょっとした揺れでも顔色が変わる私の性癖を知っている☆ちゃんとKちゃんが5、6年前に神田明神で受けてきてくれたものだ。揺れるたびに握りしめているせいか、元来黒塗りの鯰はすっかりハゲて地金の真鍮が現れ、金色にぴかぴか光っている。「あらおかしい」と言って、昨年、二匹目を受けてきてくれたのだが、それももう半分近く剥げてしまった。
とにかく地震は怖い。防ぎようがないのだ。火事は防火対策を万全に行い、日頃の注意を怠らなければなんとか防げる。台風による暴風雨も、近頃は進路や風雨の強さがある程度前もって分かるようになったから、被害をかなり軽減できる。しかし地震はそうはいかない。耐震構造と言っても、地盤が陥没したり隆起したりすればどうしようもない。強い揺れによって建物が壊れ、電気配線やガス管が切れて爆発や火災が発生するのを事前に予知して防備するのはとても難しい。それにいつ起こるかさっぱり分からないというのが問題だ。
これほど科学技術が発展進歩しているのに、何故か、地震に関する学問と予知技術は遅々として進まない。ロクでも無い宇宙開発などどうでもいいから、世界各国が協力して、地球人が住んでいるこの地球の足元や深海のことをもっともっと研究してくれたら良さそうなものだ。
「1日3時間しか眠っていない」などと同情して欲しいようなことを言って笑われたタカイチは早速熊本に行ってリップサービスを振りまくらしい。目先の“慰問的対策”をあれこれ指示するのだろうが、そんなことより地震学の進歩発展対策に巨額の予算をつけるのが宜しい。
ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどは地震発生が極めて少ない。先進国で地震国は日本だけである。そんなことも作用して地震学が進歩しないのだろうかなどと考えてしまう。トランプに抱きついたりするのは控えて、国連に乗り込んで「世界全体で地球のことを科学しよう」と言って欲しい。
大地震に酷暑の天を仰ぐのみ 酒呑洞水牛 (2026.8.2.)

